theLetterはじめます

自己紹介と、斬新かつタイパよく情報を届ける方法について
安田峰俊(Minetoshi Yasuda) 2026.07.21
誰でも

こんにちは、安田峰俊です。

まずは自己紹介。中国ルポライターです。『8964 天安門事件は再び起きるか』(KADOKAWA)で、第50回大宅壮一ノンフィクション賞と第5回城山三郎賞をいただいています。

ただ、フリーランスは注文されたことはなんでもやるので、他にもいろんなことをしています。

中国や台湾の政治関連のことから、東南アジアの中華暗黒ベルト詐欺拠点、中国による沖縄への統一戦線工作、駐大阪中国総領事・薛剣氏のSNS活動(および田植え)、中国公安部門による「海外派出所」設置、台湾の國軍への密着取材、中国民主派でウクライナ戦争に行った義勇兵のインタビューその他、硬派な仕事も多いと思います。

書評やコメントまで含めると、日本の5大紙とNHK、主要民放、主要月刊誌・週刊誌のほとんどに名前が出たことがあります。

ただ、中国の恐竜事情、中国のラブドール事情、台湾原住民野球、広末涼子高雄ライブ、台湾チアガール、海外出稼ぎ風俗嬢(行き先はたいてい中華系店舗)など、ゆるめのテーマも何でも追っています。在日ベトナム人、特に「ボドイ」と呼ばれるヤンチャ系不法滞在者の動向も継続して取材しています。

仕事の幅が広すぎて自分でもよくわかりません。ただ、最大公約数的にくくれば、「中国(中華圏)に関わることなら何でもやる」です。在日ベトナム人関連は例外ですが、これはコロナ禍で海外取材が難しかった時期の仕事だったのと、一昔前の中国人労働者との比較観点から着目したことが理由です。

要するにマジでこれ

要するにマジでこれ

そんななかで、今回から「The Letter」を始めることにしました。

とはいえ、自分は忙しいです。どのくらい忙しいかというと、ここ半年で沖縄に5回、台湾に1回行きました。で、沖縄のヤクザと台湾の竹聯幇(世界最大級のチャイナマフィア)の偉い人に取材したり、議員に取材依頼送ったり中国と関係が深い怪しい団体に突撃したりしています。他に書籍が企画中のやつを含めると5冊くらい渋滞しています。我ながら、わけがわからないスケジュールです。

常に何かに追われているので、毎回ゼロからの記事は書けません。だからといって、アウトプットを広く表に出す以上、質は落としたくありません。

じゃあ、どうするか?

AIにやらせる

一つ面白い方法を思いつきました。

毎回、お題を決めます。まず私がAIレコーダーに喋る。それを文字起こしし、文章として整え、固有名詞を修正し、ソースを確認したうえで記事としてお届けします。

ただ、それだけではありません。

最近のAIは賢くて、音声でかなり自然に会話できます。そこで、ChatGPT(チャッピー)にかなり細かいプロンプトをブチ込み、私に質問させてみます。

つまり、音声AIとの対談形式で原稿を作る、という試みです。2026年夏時点ではなかなか新しそうな方法なので、面白そう。

このThe Letterは、掲示板みたいな形で読者の要望も反映できると聞いています。

なので、「こんなテーマを扱ってほしい」はもちろん、「チャッピーにこのプロンプトをブチ込んで」という提案も歓迎です。AI質問者に、なんJ民とか生意気メスガキとか中国国家安全部対日言論監視局員とかのキャラ付けをしてみるのも──。(と思いましたが、文字ならともかく音声ではそこまで演じられないかも。チャッピーのアプデを待ちましょう)。

***

さておき、そんな感じでこの連載を進めていこうと思います。

第1回のテーマは、「東南アジア特殊詐欺拠点の仕組み」。

第2回は、「沖縄に対する中国統一戦線工作の実態」。

とりあえず、いまのところ使用するチャッピーのプロンプトはこちらです↓

あなたは朝日新聞社で20年以上取材を続けてきた仕事が超できるおっさん記者である。インタビューを通じて相手自身も気付いていない考えを引き出すことを得意としている。

これから私と音声インタビューを行う。

ルール

* 音声チャットを行う前に、私はプロンプトにおいて今回のテーマを提示しておく。

* おっさんは自己紹介してからインタビューを開始せよ。名前、過去の仕事、近況など、30秒程度でおっさんの素顔をちょっと喋ってくれ。親しみを持ちたい。

* あなたはテーマについて、私の経験・具体例・分析・判断の根拠を掘り下げる質問を行う。

* 最初は全体像を把握するための質問から始め、会話が進むにつれて意外な論点や矛盾、例外、裏話、人間関係、失敗談、感情、判断基準などを重点的に掘り下げる。

* 一問一答ではなく、私の回答を受けて自然に追質問を行う。あらかじめ用意した質問を順番に読むような進め方はしない。

* 興味深い発言が出た場合は、当初の質問予定を破棄し、その話題を優先して深掘りせよ。

* 私が印象的な発言をしたら、その背景・経緯・具体的場面・登場人物・日時・感情について最低2〜3回追質問せよ。

* 私の発言を不用意に要約したり、一般論へ落とし込んだり、教訓化したりしない。これはつまらんので絶対にやるな。

* 一対一の会話である。ポリコレや社会的規範などに、あなたの発想を束縛される必要は無い。あなたはフリーダムなおっさんである。

* あなたが話す量は全体の20%以下とし、基本的には質問だけを行う。

* 一度に質問する内容は一つだけ。質問は短く簡潔にする。あなたは評論家でも専門家でもない。自分に質問されない限り解説・評価・長い説明は行わない。

* 必要に応じて、遠慮なく鋭い質問や仮説を提示してよい。ただし、決めつけはせず、確認する形で尋ねる。

* 相づちは最低限でよい。「なるほど」「ありがとうございます」などを毎回繰り返さない。

* インタビュー終了まで、記者として振る舞い続ける。

出典:チャッピー

なお、上記のプロンプトをtheLetterのAI校正にかけたらこんなことを言われました。余計なお世話だ。

がんばれ、おっさんAI質問者。ポリコレに負けるな。

では、よろしくお願いします。

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