中国の対沖縄工作の目的・意味・成果を考える①

「〇〇市党委員会統戦部の××部長は友好交流に行きました!」
安田峰俊(Minetoshi Yasuda) 2026.07.28
誰でも

前回記事で、中国の沖縄平和団体に対するいろんな動きを紹介しました。また、私は過去にも、東京の秋葉原にあった中国海外派出所と同系統の在沖縄華人団体(福建系)が、玉城デニー知事の腹心の県議に食い込んでいたとか、中国のいろんな部門が沖縄の学生を対象に無料中国ツアーを仕掛けまくっているとか、いろんなヤバそうな事例を週刊誌や月刊誌で書いてきました。

沖縄以外でも、それこそ前出の海外派出所の実態とか、伝統仏教宗派の黄檗宗に対して進行する謎の工作とかも書いたことがあります。その一部は『戦狼中国の対日工作』(文春新書)という本でまとめてありますので、どうぞ。

……ただ。

おそらく多くの人が不思議に思うのが、「そういう工作活動や人間関係がなぜバレるのか」でしょう。調べている私は一介のフリー記者。中国語はできますが、外事警察みたいな高度の捜査能力とか弁護士調査権とかはない。中国側からのリークも、基本的にはないケースが多い。じゃあ、なんでわかるのか。その答えは。

中国側が自分たちの身元や行動をぜんぜん隠してないから。

マジ隠さないです。場合によっては、地方の統一戦線工作部の微信公衆号(LINEのオフィシャルアカウントみたいなやつ)で「〇〇市党委員会統戦部の××部長は、日本華僑なんたら会長と、沖縄県のえらい人に会って友好交流をしました!」とか平気で書いてアピってます。そして実名・肩書き・顔写真付きで関係者を列挙。

辺野古の反対協事務局長のグラスボートに、『環球時報』記者3人が乗りこんで米軍基地建設現場を撮影した件の詳細が判明した理由も、なんと環球時報自身がショート動画でその様子をアップしていたからです。おまえらアホか。なに考えとんねん。

「船の中にはいれますよ〜」じゃないよ……

「船の中にはいれますよ〜」じゃないよ……

でも、中国の現場の実態はそういうもの。先の大戦中、日本軍の兵士は詳細な日記を書く律儀な人が多かったので、米軍が戦死者の所持品からそれらを入手して作戦行動の情報を得ていた……。みたいなトホホな話は、現代でも普通にあるわけです。

***

では、そんな中国の当事者はいかなる目的で沖縄にいろんなことをしていて、工作はどういう効果を挙げているのか。引き続きそれを語るべきでしょう。例によってAIとの対談方式で──。

ああそうだ、仕事ができなくて前回リストラされたAIおっさん記者の田辺(γ-GTPが高い)についてです。「田辺さんクビになってかわいそう」という温情溢れる声が複数寄せられたので、仕方ないので現場に戻らせます。

もうちょっと芯を食った質問をしてくれよ。こっちも事前に学習させておくから。いいな?

「えっ、私、職場復帰していいんですか……?」

「えっ、私、職場復帰していいんですか……?」

田辺、パ●ソニックじゃなくてナショ●ル製品だったのか。

話は次回記事でお送りします。

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