『80億分の1』と「お騒がせ」元中国人参院選候補の素顔から思うこと
先日、銀座の単向街書店でおこなわれたこんなイベントに行ってきました。登壇者とかではなく、単に興味があったので見に行ってみたのです。

「日本にとどまるか、それとも再移民するか」
この単向街書店は、近年の日本で増えている中国系の独立系書店のひとつ。もともとは中華圏で人気の書店カルチャーで、「本を売る」よりも「空間を売る」のが商売の業態です。すなわち、ちょっと知的でハイソな市民を集めて、セミナーやイベントをおこなう。
そういうわけで開かれたこのイベントですが……。登壇者の名前を一目見てピンときた人は、かなりの在日中国人ウォッチャーです。おわかりになりますか。この方です。
吉永藍氏。行政書士。2025年に帰化中国人候補として2回の立候補に挑戦するも、都議選目黒区選挙区では最下位(得票率1.8%)、参院選東京選挙区でも、32人立候補のうち22位(同0.2%)で落選。
いや、そうした説明よりも、都議選落選時にXで吠えまくって大炎上してしまい、一部ネット界隈で変な意味でメジャーになってしまった方だと言ったほうが、一般にはわかりやすいかもしれません。
いっぽう、それはさておき。安田は都議選段階から吉永さんを観測していました。私、帰化系候補のウォッチが大好きなのです。
(ちなみに、いまや偉くなってしまった英利アルフィヤさんは、初挑戦の参院選落選時に表参道まで演説を聞きに行ってみたくらいですし、沖縄で村議戦に立候補した張世險峰さんにも、選挙とは別件ですがインタビューに行っています)。
で、吉永さんです。立候補当時に日本語発信していたXやYouTubeは、正直に言ってわりと痛々しい印象を受けたのですが、別のサイトで中国語で喋っている動画を見たら「……え? 普通じゃね?」となりました。
すくなくとも、自分も頭を中国人モードに切り替えて中国語で話を聞くならば、マジで普通。むしろまとも。いや、できるおばちゃんやないか。Xと別人やんけ。なんでや?
でも、考えてみたら当たり前なのです。公開されている彼女のプロフィールは以下の通り。
1975年05月01日 中国遼寧省瀋陽市出身
両親が裁判官と弁護士、母国での職業は中学校国語教師
1997年に来日、2003年に帰化
2004年に行政書士事務所開業
ブラウザゲーの『80億分の1』で主人公を昔の中国生まれに設定した場合に、若いときの自己投資と移民決断が実って勝利エンドに向かうパターンです。
仕事が軌道に乗って50歳、選択肢に「地方議会選挙に挑戦する」ボタンが登場した。押してみたくなったんやな。わかる。それで落選したショックで「幸福」スコアが50くらいになってキーッとなってしもうた。わかる。俺も下記の人で同じことしたもん。

このパターンだ! 曽浩宇さん、移民先のカナダで会計事務所を経営しながら4回くらい選挙挑戦したけど爆死しました
では、そんな吉永さんは、単向街書店のイベントでなにを話したのか。
